空き家管理の目的‐空き家ガーディアンズ北九州店

福岡県の空き家管理

空き家ガーディアンズ北九州店

■空き家管理サービスの目的

１．建物の劣化を防ぐ

どのような建物でも時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。これは仕方のないことです。業者に空き家管理を依頼する人にはそれぞれにご事情があり、現時点では居住することはもちろん、売却や賃貸を行なう、あるいは建物の除却（解体して更地にすること）を行なうことも困難な、やむを得ない理由があります。しかし、未来永劫、空き家を現在の良い状態のまま維持し続けることは不可能ですから、所有者はいつかは必ず居住、売却、賃貸、除却のいずれかを選択することになります。現段階でそれを行なうまでの期間が明確であれば比較的対策も立てやすいのですが、実際にはそれらを行なう時期だけではなく、何を選択するかさえ全く予測できないケースも多数見受けられます。そのようなお客様の為に空き家管理サービスは、将来における空き家の選択肢を減らしてしまわない為にも、できるだけ長く良い状態を維持し続けることが目的の一つとならなければなりません。

２．近隣住民に迷惑をかけない

空き家の所有者にとって最も気掛かりなことは、空き家が近隣、特にお隣の居住者に迷惑を掛けていないかということだと思います。2015年に施行された“空家等対策の推進に関する特別措置法”（通称：空き家対策特措法）でも所有者等の責務として「空家等の所有者又は管理者は、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空家等の適切な管理に努めるものとする。」（第三条）と定められており、空き家を適切に管理することは所有者の義務となっています。もちろん適切な管理とは状況の確認だけではなく、必要な作業を伴います。空き家管理サービスは定期的な状況の確認と並行して必要な作業を行なうことにより、常に適正な状態を維持し続けることが目的の一つとならなければなりません。

３．犯罪行為を予防する

「空き家になっていると放火されるかもしれないから迷惑なんだよね。」近隣居住者の中にはこのような発言をする人がいます。「空き家＝放火される」は本当にそうなのでしょうか？一般的に居住中の家が放火されることはまずありません。それはやはり罪の意識の大小が関係しているのではないでしょうか。ほったらかしにされている空き家だから、犯罪者にとっては罪の意識が小さい。たぶんこういうことだと思います。だとすれば、手間ひまをかけて適正に管理されている空き家なら、おそらく放火される可能性は低くなるはずです。不法投棄もおそらくこの罪の意識が影響しています。不法投棄が多数見受けられる空き家も、最初の頃は不法投棄されたものは敷地内に一つもなかったはずです。最初に不法投棄されたものをほったらかしにしてしまうことによって罪の意識が小さくなり、第二第三の不法投棄を招いてしまう結果となり、いずれはゴミ屋敷のように荒れ果ててしまいます。犯罪行為を受けた空き家の損害は大変大きなものです。その損害を防ぐ為に空き家管理サービスは、空き家であったとしても居住中の住宅と遜色ない状態、空き家かどうか判らない状態を保つことが目的の一つとならなければなりません。